プラークの解説

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プラーク

プラーク

プラーク(歯垢)に唾液中のカルシウムやリン酸が沈着して石灰化し、石のように硬くなって歯に強固にくっついたものが歯石です。
歯石の表面はザラザラしているのでプラークがつきやすく、プラークの量を増やしてしまう原因になります。
歯石が大きくなってハグキ(歯肉)を圧迫すると、ハグキの炎症をひどくさせることがあります。また、歯石ももともとはプラークなので、プラークと同じ毒性を持ち、歯周病を進行させることもあります。
さてこの歯石、プラークと同じように2種類に分けることができます。「歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)」と「歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)」です。それぞれの特徴について見てみましょう。

歯石の種類
【歯肉縁上歯石】
黄色味を帯びた歯石で、肉眼で確認することができます。この歯石が成長すると何本もの歯に渡る大きな塊になります。
歯肉縁下歯石に比べるともろく、比較的除去しやすいといえます。
唾液腺に近い下の前歯の裏側や上の奥歯の頬側につくことが多いので、自分の歯に歯石がついていないか鏡で見て確認してみましょう。

【歯肉縁下歯石】
歯周ポケットの中の歯根にくっついているため、肉眼で確認するのは難しい歯石です。そのため、歯科医師や歯科衛生士などの専門家が、探針(たんしん)やスケーラーと呼ばれる専用の器具やレントゲン写真で付着の状況を確認します。
褐色から黒っぽい色をしたものが多く、強固に歯面にくっついている上、緻密に石灰化しているためとても固く、歯肉縁上歯石に比べて除去するのが難しいといわれています。

歯石をご家庭での歯みがきで取るのは不可能。歯科医院にある専用の器具や機械を使って破壊しないといけません。自分で無理に取ろうとすると歯やハグキを傷めてしまうことがあるので、歯石は定期的に歯科医院を受診して取ってもらう必要があります。


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