マウスピース矯正の解説

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マウスピース矯正とは

歯科矯正

透明のマウスピースを装着することで、歯並びを矯正する治療方法です。

歯型を取りマウスピースを製作し、そのマウスピースを装着することで少しずつ歯を動かし、マウスピースを数回交換しながら歯並びを矯正します。

長期間ブラケットやワイヤーを使用する歯列矯正に抵抗のあった方も、矯正装置がほとんど目立たないため、大人になってからの歯列矯正で人気の歯科矯正方法です。

マウスピース矯正の利点欠点

  • マウスピース矯正のメリット
    • ブラケットやワイヤーを使用する歯列矯正に比べ目立たない
    • ブラケットやワイヤーを使用する歯列矯正に比べ清掃性がよい
    • ご自身で取外しができる
    • 痛みが少ない
    • 違和感が少ない
    • 金属アレルギーの心配がない
  • マウスピース矯正のデメリット
    • 抜歯を必要とするものや複雑な歯並び、難しい症例には適応できない
    • 下顎が小い、噛む力が弱い、顎の位置が不安定な症例には適さない
    • 成長期にある患者さんには適さない
    • 装着時間によっては治療期間が長くなる
    • マウスピース使用中は虫歯の治療ができない場合がある
    • 稀に歯根吸収がおきる

マウスピース矯正の種類

マウスピース矯正

インビザライン

アメリカの会社で開発され、独自のソフトでシミュレーションを見ることができ、世界的に実績のあるマウスピース矯正装置です。
始めの型取りや写真等で3Dデジタル化された歯列から、CAD/CAM技術を利用して順次変化させたアライナー(マウスピース)を最終段階まで一度に製作します。
そのため通院回数が少なくてすみます。
ご自身で、マウスピースを1日20時間装着し、2週間に1度マウスピースを交換します。
ひとつの装置で0.25mmずつ動かすので比較的痛みも少ないです。

アソアライナー

歯型を取って作成した模型でソフト、ミディアム 、ハードの3種類(ソフト、ハードの2種類)の厚さのアライナー(マウスピース)を日本国内の専門の歯科技工所で専用のプログラムソフトを利用し製作します。
ソフト10日→ミディアム10日→ハード10日(ソフト10日→ハード)の順に1日17時間以上装着し1ヶ月おきに型取りをして次のアライナー(マウスピース)を製作します

アクアシステム

開発者はハーバード大学大学院教授宮島邦彰先生
適応は軽度の簡単な不正咬合のみです。
ひとつのアクアフレーム(マウスピース)を1日20時間以上の装着で約0.5mmずつ移動させていき、患者さんの症状に応じおよそ2~5週間置きにアクアフレーム(マウスピース)を交換します。

イークライナー

開発者は韓国の矯正専門医金泰元先生
始めの型取りで作成した模型で3Dスキャンデータを作成し、CAD/CAM技術を利用して順次変化させたアライナー(マウスピース)を最終段階まで一度に製作します。
ソフト1週間→ミディアム1週間→ハード1週間の順に1日20時間装着します。

オペラグラス

歯型を取って作成した模型で最新の3Dスキャナーを用いた移動予測模型を製作し、ソフト、ミディアム 、ハードの3種類の厚さのマウスピースを日本国内専門の技工所で製作します。
1周間ごとにソフト→ミディアム→ハードの順に1日20時間装着し、3~4週間ごとに歯の型を取り次ぎのマウスピースを製作します

DENマウスピース

開発者福岡の開業医石田一生先生
歯型を取って作成した模型でマウスピースを製作します。
1日8~10時間装着し、2週間ごとに歯型を取り次ぎのマウスピースを製作します。


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